九十九曲川と呼ばれた能代川の切所
北上の池きたかみのいけ
潟の概要
秋葉区北上、能代川左岸の堤防沿いにある県道5号線の脇にあり、地元では切所(きりしょ)と呼ばれています。昭和の中頃までは約1ヘクタールの面積がありましたが、現在は約0.2ヘクタール程度となっています。能代川の堤防が破堤したときにできた「落堀(おっぽり)」と考えられます。地元住民によると、子どもの頃には「切所」と呼ばれる池は3カ所あったそうです。
現在、池の脇に建立された日吉神社が、北上の池を所有し、町内会で管理していますが、釣り人のマナーやごみ問題に悩まされているとのことです。
かつての北上の池
地元住民によると、かつての池の面積は、現在の6倍ほどあり、日吉神社が建っている場所も水面で、池に舟を浮かべ投網をうって魚を獲っていたそうです。地元住民はその経験から、池の深いところでは4メートルほどあったのではないかと推察しています。
基本データ
面積:約0.2ha
水面標高:T.P.+4.3m
水源:湧水
成因:落堀(能代川の洪水が堤防を越流氾濫して、洗掘されてできた池)
所在地
新潟市秋葉区北上